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映画・本

ライオンのおやつ

部屋で気に入っている空間です。

年末、私の好きなアンティークショップ「KOSORATO」さんで見つけた
テーブルランプ。
みた瞬間ビビっときました。スージークーパーがいたグレイズポタリーのデザイン。

「ライオンのおやつ」 小川 糸

昨日BOOKOFFで見つけた一冊。
何かの本のレビューで紹介されていて読んでみたかった。

ホスピスを舞台に主人公の女性が過ごす日々を綴ったストーリーです。
主人公を取り巻く人々を通して、生きていること、亡くなることを自分を通して感じることができるストーリーでした。
止めることができず、昨夜一気に読みました。

年の瀬にFacebookを見ていたら、グループの中に悲しいお知らせがありました。
ヴィンテージの器をこよなく愛していたお仲間が旅立っていったというお友達からのお知らせでした。 直接お会いしたことはないですが、共通の趣味を持つ仲間としてやり取りをしたことがある素敵な方でした。

ホスピスで過ごされたとあり、本を読み進める中で何度かそのお仲間の気持ちもこんな感じだったのだろうか・・・と思い巡らす場面がありました。

悲しいストーリーではなく、生きていることと亡くなることは同じドアを開けていること。生きている人に、それから大切な人を亡くした人に、その時が近づいている人に、全ての人に今どんなふうに過ごしていくのが大切なのかがわかるような一冊でした。

本日もありがとうございます。
包んでくれる全てのものに。

北欧ヴィンテージの雑貨をこよなく愛していたお仲間のご冥福を
心よりお祈りします。